JR各線秋葉原駅電気街口から徒歩約5分、東京メトロ銀座線末広町駅から徒歩約3分。
鉄道居酒屋LittleTGVは世界初ともいえる、鉄道がモチーフの居酒屋。
秋葉原は旧万世橋駅*、交通博物館があり、鉄道模型店も多く存在し、“鉄道”文化が根付いている街です。そして、メイドカフェなどの“萌え”**文化がはやり始めた2008年、『鉄道』と『萌え』を融合した新しいカルチャーのコンセプトカフェとして鉄道居酒屋LittleTGVがオープンしました。オープン当初は所謂「鉄っちゃん」と呼ばれる鉄道好きな人が多く来店していましたが、現在は鉄道系唯一のコンセプトカフェとして子供から大人まで楽しめるお店となっています。
まずは乗車(入店)時には、チャージ代として500円分の切符を購入します。この切符で架空の鉄道会社「新秋葉電気鉄道」の電車に乗り込むという設定です。切符には「新秋葉500円区間」の文字や券面には日付印もあります。まるで本当の切符のようです。
入り口でオリジナルの制服を着た乗務員さん(店員さん)に鉄道切符を切ってもらい入店します。店内はまさに鉄道一色であり、座席の椅子にはかつて実際に電車に置かれていた椅子を使用するなど、そのこだわりようは必見です。お箸やコースターにも鉄道を彷彿させる工夫が施されており、鉄道ファンでなくても座っているだけで楽しめるようになっています。またメニューも鉄道にちなんだ「電車カクテル」や「新幹線おにぎり」など、楽しい内容となっていて、食事中に乗務員さんが「乗車券を拝見します」と言って切符を切ってくれるサービスも面白いです。
店内では時おり、チンという音や扉の閉まるプシューという音が聞こえてきます。店内を見回すと、入り口横のモニターに京浜東北線の走行ビデオが流れています。電車に乗っている臨場感をアップさせる演出をおこなっています。
またNゲージのジオラマも店内奥に置かれています。模型の先頭車両には小型のカメラが内蔵されていて、模型から見た風景が頭上のモニターに映されています。
鉄道ファンもそうでない人も、見て、食べて、飲んで楽しむことができる鉄道居酒屋LittleTGVです。ぜひ一度日本のディープな鉄道の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
レポーターの秋山さんとジャスティンさんが注文したメニュー
・「NAERお子様プレート」980円…新幹線をイメージした器に入っていた、大人も楽しめる唐揚げとエビフライがついた欲張りなプレートです。※お子様にはソフトドリンクがサービスでつきます。
・「密着連結たまご焼き」3両630円/4両700円…乗務員さんが目の前で卵焼きを連結してくれます。
・「山手線カクテル」「E6系こまち(ノンアルコール)」…どちらも電車の色をイメージした飲み物です。
人気メニュー・ドリンクランキング、それぞれベスト5
【フード】※最近データになります。
1位『石炭ステーキ』
2位『お子様プレート』
3位『鶏モモ竜田揚げ油淋鳥ソース』
4位『密着連結たまご焼き』
5位『とん平焼き』
【ドリンク】※ビールなどは除いています。
1位『E5系はやぶさ』(カクテル)
2位『日本酒各種』
3位『日比谷線』(カクテル)
4位『山手線』(カクテル)
5位『E6系こまち』(カクテル)
Nゲージとは、線路の幅が9mmで、縮尺1/150~1/160サイズの鉄道模型のことです。鉄道模型の中でも日本で一番人気があり、種類も豊富です。店内では大型Nゲージが設置されており必見です。
鉄道好きな方も、そうでない方も、夢の仮想空間にぜひご乗車ください。
1970年代に日本で誕生した呼称でありポップカルチャーの愛好者を指します。元来「オタク」と呼ばれる人たちは、アニメオタクやアイドルオタクなど、嗜好性の強い趣味や玩具の愛好者の一部の人たちがお互いをそのように呼び合っており、様々な種類が存在しています。その中でも日本では「鉄道オタク」と呼ばれる鉄道愛好家も数多く存在します。秋葉原には鉄道模型店や鉄道居酒屋など、鉄道に関するお店も数多くあります。
*旧万世橋駅:1912年開業、様々な路線が乗り入れる所謂ターミナル駅で、神田の老舗街も近いことから駅前広場はいつも多くの人たちで賑わっていた。
**萌え:本来の日本語では草木の芽が出る様をいう。俗語としての萌えは、一部文化において、アニメ・ゲーム・アイドル等様々なサブカルチャー分野の作品で出てくる、対象への好意・恋慕・傾倒・興奮等のある種の感情を表す言葉である。